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組合長、JA粕屋イチゴ部会員安武氏を激励

JA粕屋いちご部会で「博多あまおう」を栽培している安武浩輝氏(青年部)が福岡県青年農業者会議プロジェクト発表の部で優秀賞(福岡県知事賞)を受賞したことを安河内豊組合長に報告。安河内組合長は「とても誇らしく思う。今後も力を発揮して産地を牽引していただきたい」と激励しました。

 当JAでは他産地に先駆け、台湾輸出にいち早く取り組んできたが、13年に台湾の残留農薬検査が厳格化され、輸出のハードルが高くなりました。そこで、安武氏は化学農薬のみに頼らない栽培体系をつくり、福岡県の特産品である「博多あまおう」を世界中の人に知ってもらえるような取り組みを始めました。

 台湾での残留農薬基準を満たすため、①炭酸ガス処理を用いたハダニ防除②天敵コレマンアブラバチのバンカー法によるアブラムシ防除③UVーB電球形蛍光灯を用いたうどんこ病の発生抑制を採用しました。

 その結果、台湾の輸出基準に適合したあまおう栽培体系を確立。台湾へ輸出する産地づくりに繋げたことで、現在ではJA部会員7人が週1回、約320パック(89㌔)を台湾に出荷しています。

安武氏はこの取り組みを通して「総合的病害虫管理や環境に配慮した持続可能な農業の重要性を改めて認識しました。 今後はこの栽培体系を広げる活動をしたい」と話しました。

安河内組合長(左)と安武氏

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